新宿のナンパ男についていった話
タイトルのとおりです。
摂食障害もちの私、その日は過食嘔吐で自己嫌悪に陥り、どうでもいいやって気分でした。
17時からのシフトのバイトをばっくれ、西武新宿駅で降りてルミネでも見てこうかなーとフラフラ歩いてました。
落ち込んでたのでdaoko聴きながら。
西武新宿駅から出て最初に見える、電気屋とでっかいパチ屋のところで、上下白の服の長身のお兄さんに、声をかけられました。
イヤホン片耳外すと、
「お姉さん、めっちゃ綺麗なモデル歩きしてるけど何してる人?」
みたいなこと言ってたかな。
はあ?って感じですね。はい。笑
あー、はいはいみたいな感じでスルーしました。
馴れ馴れしい人は嫌いです。
そして信号を渡る。
アルタの横の、果物屋さんとかはなまるうどん、靴屋やアイドルのライブ映像流してる怪しげな大人のお店(?)のある通りあるじゃないですか。
そこを抜けると、新宿駅が見えてきますよね。
ちょうどその辺りで信号待ちしてると、また別のお兄さんに声をかけられました。
チェックの長袖の上着に、ブーツという季節感のない格好。
7cmくらいのヒール履いててだいたい162、3cmになってる私より少し背が高いくらい。
170なかったと思う。
顔はよく言えば森山未來かな?
髪型は、まあいかにもな感じのちょっとチャラい感じでした。
イヤホン片耳外すと
「何聴いてるの?」
と聞かれました。
だをこ聴いてる、と答えると何それ?どんなジャンル?って感じに返ってきました。
何故かわからないけど、なんとなくついていって、歌舞伎町のカラオケに入店。
歌は歌わず、学校の話や好きなタイプの芸能人の話など。
話しながら、自然な流れで手を繋ぐ。
女性に慣れてるとああいうのは上手ですね。
私の周りの男の子も見習ってほしいものです。
お喋りが一通り済むと今度はキスされました。
どんな流れだったかよく覚えてないや。
キスしながら、胸とか太ももを少し触って、嫌がらないとわかるとナンパ男さんの家に行くよう誘われました。
こういうときってホテルとか行くものだと思ってたから、少しびっくり。
カラオケに向かうときも歌舞伎町に向かってたから、完全にホテル行く気でいました。
ナンパ男さんの家は新宿御苑の近くにありました。
向かう途中でナンパ男さんの自転車を取りに行って、(家に呼ぶならチャリで来るなよカッコ悪い!)コンビニに寄ってプリン買ってもらい、到着。
家とか言って、AVかなんかの事務所にでも連れて行かれるんじゃないかなーとか考えたけど、至って普通のワンルームのマンションでした。
ソファに座らせてもらい、プリンを食べてすこしお喋り。
机の横にゴムの箱が落ちてました。しょっちゅう女の子呼んでるんだなーって感じ。
いや、少しは隠しましょうよ。
そういう空気になってきたところで、キスしながらボディタッチ。
こんなことしてたけど、私は今まで彼氏は1人しかいたことがなく、その人とのセックスは1回目のときに上手くいかず、処女なのか非処女なのか自分でもよくわかってませんでした。
ベッドに移ったところで、念のため
「初めてなんだけど、いい?」
と聞いておきました。
特に驚いたりすることなくいいよと言われ続行。
痛くない?って何回も聞いてくれたので、私は良いナンパ男さんについて行けたようです。よかったよかった。
まあ、結果私は非処女だったみたいです。
ほとんど痛みもなく、血も出ませんでした。けっこう気持ちよくなれたし。
最後までちゃんとセックスしたのは初めてでしたが、なんというか不思議なものですね。
ついさっき出会ったような人でも1回寝て抱きしめてもらうとちょっとは愛しく感じるものです。
あの人もそう思ったのかな。
終わったあともけっこう長い間手を繋いで何回もキスしてくれました。
連絡先教えて、またしたくなった時にでも家に行ってあげようかなーとも思いましたが、なんか冷めてしまい彼がシャワーを浴びてる間に家を出ました。
シャワー出て、空っぽになった部屋見てどんな顔したのか見てみたかったです。
まあ、こんな感じで私の人生初の経験は終わりました。
最低と思う方もいらっしゃるかと思いますが、私はこれでよかったと思ってます。
おわり